<故障・修理実例>・・電気・補機関係
2016年6月5日 キャリー
- 車名;スズキ キャリートラック
- 年式;H 22
- 型式;DA65T
- エンジン;K6A ミッション;5MT
- 型式指定;15199 類別区分;0604
- 走行;4.5万`
- その他;
*故障名
駐車場で突然、ホーンが鳴りっ放しになった。
*入庫時状況(赤がポイント)
ホーンの鳴りっ放しについては お客様自身がバッテリーコードを取り外し、ヒューズを取り外してから、再び
バッテリーコードを取り付ける処置をされた後、来店があった。
*修理詳細
ホーン自体の点検を含めて色々調べてみたが ホーン鳴りっ放しの原因はステアリングハンドルを取り外すことに
よって判明した。エアバッグ付きのハンドルを取り外して裏側を見ると 2極端子と1極端子の配線が確認できた。
2極端子はエアバッグの作動関係。1極はホーン作動関係と思われた。1極側の配線をボディアースするとホーンが
鳴りっ放しになることより、エアバッグモジュールの中でホーン回路が何らかの理由でON状態になることが故障
原因であることは容易に想像できた。ただ 不思議なのはホーンを鳴らしたあと、ホーンが切れなくて鳴りっ放しに
なる故障なら部品の不良と思えるのだが 今回は誰もいない会社の駐車場で突然鳴りだしたとのことだったので
ちょっと首をかしげたくなる今まで経験したことのない故障であった。車内温度が影響したのか、それともタバコのヤニでも
影響したのかー。いずれにしろ この後は「保障」の関係もあるので ディーラーにお願いすることにした。ディーラーの
点検でもエアバッグモジュールが原因との結論が出て、取替えることになった。納車後2週間たつが故障の再発はない。
(参考;エアバッグモジュールの保証期限。3年、6万`)
*修理項目
エアバッグモジュールASSY取替
*関連記事