<故障・修理実例>・・電気・補機関係 i1065
2012年2月26日(日) ワゴンR
- 車名;スズキ ワゴンR
- 年式;H 10
- 型式;GF-MC21S
- エンジン;K6A ミッション;AT
- 型式指定;09203 類別区分;0675
- 走行;5.8万`
- その他;
*故障名
フラッシャー(方向指示器)のレバースイッチが自動的に戻らない
*入庫時状況(赤がポイント)
方向指示器(フラッシャー又はウィンカー)がハンドルを切った後、ハンドルを
元に戻しても自動的に戻らなくなったので見て欲しい。との依頼があった。
*修理詳細
方向指示器はある角度以上ハンドルを切ると オートキャンセラーが働いて ハンドルを
元の位置に戻した時、操作をしなくとも自動的にフラッシャーのレバースイッチが元に戻るようになっているが
今回の故障はこのオートキャンセラーの部分に問題が生じたためと思われたので ステアリング
ホイール(ハンドル)を外してみた。その結果、エアバッグ用のSRC(スパイラルカセット
=ステアリングロールコネクター)の中心部分にあるピン(凸)2本が折損してなくなっており、
そのためにオートキャンセラー機構が作動しなくなっていたことが分かった。お客様の要望もあり、
このSRCを含めたライトスイッチASSY(=コンビネーションスイッチ)を中古部品会社に手配した
ところ、全国ネットで見つかったとのことであった。しかし 2日後に届いた部品を見ると ライト
スイッチは届いたものの 肝心のSRC部品が付いていなかった。問い合わせてみると
「エアバッグ」関係は誤作動のリスクも考えて取り扱っていないとのことだった。そこで 新品SRC
のみを別会社にお願いしたところ、今度はSRC付きライトスイッチASSYでないと部品が
出ないことが分かった。仕方がないので スイッチASSYを取寄せたが ほんの
何ミリかのプラスチック製のピンが折れただけなのに 高額スイッチASSYを取替えなければ
いけない結果になってしまい、お客様には申し訳ない気がした。
*修理項目
ライトスイッチASSY(エアバッグのSRC付き)取替。
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