<故障・修理実例>・・電気・補機関係 i1005
2006年02月05日(日) オデッセイ
- 車名;ホンダ オデッセイ
- 年式;H7
- 型式;E-RA2
- エンジン;F22B ミッション;AT
- 型式指定; 類別区分;
- 走行;16.1万`
- その他;
*故障名
エンジン始動不良(バッテリーあがり)
*入庫時状況(赤がポイント)
朝 エンジンがかからないので他のバッテリーでかけて出かけたのだが
エンジンをきっても冷却用の電動ファンがまわりっ放しになるのでたぶんそれが
バッテリーあがりの原因ではないのかと思われる。現在は電動ファンの線を
外してあるとのことであった。
*修理詳細
さっそく電動ファンの線を元に戻してみたがファンがまわりっ放しという
症状は現れなかった。症状が出なければあとは推察でいくしかないのだが
考えられる部品としては「水温センサー」「リレー」「コンピューター」などで
あろうか。今までの経験からすると「水温センサー」が不良になると電動ファンが
まわりっ放しではなく逆にまわらなくなることがほとんどなので今回は「リレー」に
焦点を当てて点検をすることにした。さっそく「リレー」を外して分解してみた
ところリレーの接点部分に焼けた跡が見られた。またリレーに入っている配線(4
極)を調べたところエンジンのイグニッションキーを切っても常時電源が来ている
配線が確認された。これだとリレーの接点が焼けてくっついた場合、電動ファンが
まわりっ放しになることが予想される。実際に接点をくっつけて症状を再現できたので
「電動ファンのパワーリレー」を注文して交換した。何度かの試運転で症状が
出なかったのでお客様に乗っていただいて様子を見ることにした。
リレーの常時電源が一度イグニッションキーを通っていればこのようなことには
ならないのだがこのような配線になっているのにはなにか理由があるのかもしれない。
*修理項目
電動ファン用パワーリレー
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