<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・ボディ関係 h1040

2015年5月17日 スマート

*故障名
 助手席側のドアガラス上下動不可

*入庫時状況(赤がポイント)
 スイッチを押すも ガラスは動かなかったがレギュレターのモーターは作動していた。

*修理詳細
 ドア内部を見る必要があったのでドア内張り(トリム)を外そうとしたが 外し方がよくわからなかった。というのは  普通の車だと、やりやすい、やりにくいの違いがあっても 内張り単独で外すことができる構造になっている のだが このスマートのドアは 外側パネルを外さないと内張りを外せない構造になっていたのである。しかも 樹脂製の外側 パネルは内側で折り曲げる形状(折り曲げの下に内張りを抱えこむ)になっていたため、取り外し方法が全く分からなかった。 ここで ディーラーに取り外し方法を聞いてみたが 取り外しにはあるコツが必要なこと、また 取り外し時に 特に 古い年式車は 折り曲げ部分(縁)がパリパリに割れることが多く、新品パネルに替えることが多いなど、取り外しには かなりのリスクが伴うことを知らされた。修理をディーラーに委託する方法もあったが 今回は自社で行うことにした。作業は三人がかりで 外側パネルに振動と圧力を与え、なんとか 損傷することなく取り外すことができた。内張りを外してドア内部を点検した 結果、故障の原因は ドアガラスレギュレターのワイヤーが切れたためと分かった。ドア自体の構造はフレーム構造の ため レギュレターの取付けにはリベットが使用されていて 脱着は特別なリベッターが必要など、苦労したが なんとか 最少費用で修理を終えることができた。このようなドア構造にしたのには何らかの目的(軽量化?)があると思われるが  初めての修理だったこともあり 非常に戸惑いを感じることが多かった。

*修理項目
 ドアガラスレギュレター取替

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