<故障・修理実例>・・ミッション・デフ関係 d1018
2013年11月23日 ジムニー
- 車名;スズキ ジムニー
- 年式;S 62
- 型式;M-JA71V
- エンジン;F5A ミッション;MT
- 型式指定;053777 類別区分;0101
- 走行;11.7万`
- その他;
*故障名
マニュアルミッションのギヤが入りにくい
*入庫時状況(赤がポイント)
ミッションのギヤが入りにくいとのことで入庫。シフトレバーがプラプラ状態で明らかにシフト機構に故障が生じている
ことが感じられた。また クラッチの遊び調整代(ワイヤー式)が無かったので ミッションを降ろして点検することになった。
*修理詳細
ミッションを降ろす作業途中でギヤが入りにくい原因が判明した。シフトレバーはミッションのアッパーカバーに差し込むように
取り付けられているが このシフトレバーの動きに支点を与えるために シフトレバー側には球状部分にスリット(溝)を設け、また
アッパーボディ側からは そのスリットに収まるように横方向にボルトが取り付けてある。このような構造でシフトレバーの支点を
確保しているのだが 今回の故障は この支点となるボルト先端が折損したために レバーが支点を失い、結果として 変速の力が
十分に伝わらなくなって ギヤが入りにくくなったわけである。幸いにして 折損したボルトの先端部分はギヤに噛みこむことなく
回収できたので 大事には至らなかった。このボルトと摩耗していたクラッチ関係の部品を取り替えた。
*修理項目
シフトレバーのスリット(溝)に入るボルトの取替
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