<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・ミッション・デフ関係 d1018

2013年11月23日 ジムニー

*故障名
 マニュアルミッションのギヤが入りにくい

*入庫時状況(赤がポイント)
 ミッションのギヤが入りにくいとのことで入庫。シフトレバーがプラプラ状態で明らかにシフト機構に故障が生じている ことが感じられた。また クラッチの遊び調整代(ワイヤー式)が無かったので ミッションを降ろして点検することになった。

*修理詳細
 ミッションを降ろす作業途中でギヤが入りにくい原因が判明した。シフトレバーはミッションのアッパーカバーに差し込むように 取り付けられているが このシフトレバーの動きに支点を与えるために シフトレバー側には球状部分にスリット(溝)を設け、また  アッパーボディ側からは そのスリットに収まるように横方向にボルトが取り付けてある。このような構造でシフトレバーの支点を 確保しているのだが 今回の故障は この支点となるボルト先端が折損したために レバーが支点を失い、結果として 変速の力が 十分に伝わらなくなって ギヤが入りにくくなったわけである。幸いにして 折損したボルトの先端部分はギヤに噛みこむことなく 回収できたので 大事には至らなかった。このボルトと摩耗していたクラッチ関係の部品を取り替えた。

*修理項目
 シフトレバーのスリット(溝)に入るボルトの取替

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