<故障・修理実例>・・ミッション・デフ関係 d1007
2009年9月13日(日) ワゴンR
- 車名;スズキ ワゴンR
- 年式;H 6
- 型式;E-CT21S
- エンジン;F6A ミッション;AT 2WD
- 型式指定;07485 類別区分;0210
- 走行;5.8万`
- その他;
*故障名
3速ATミッション変速不良
*入庫時状況(赤がポイント)
車検で入庫した車だが 以前からオートマミッションの変速がおかしいので
ついでに見て欲しい、との依頼があった。
*修理詳細
前回も同じ故障で入庫した経歴があり、その時点では多分オートマミッションの
不良であろう、と言う結論で保留になったいきさつがあった。今回は十分な時間も
いただいたので本格的な修理に取り組むことになった。この種の故障は「オートマ
ミッション」自体の不良なのか、それともそれをコントロールしている「コンピューター」
の不良なのか迷うところで 今回も決定的な故障原因は見つからなかったが
最終的には ミッション
(中古)の交換で良好な結果を得た。点検の流れの中で故障部品判別のヒントがあるかも
しれない。
前回入庫時
お客様
一旦停止して発進するとき 1速発進しない時がある。(3速発進?)
走行中、突然シフトダウンするときがある。(3速→2速へ?)
最初の走り出し時(冷間時?)はあまりならないような気がする。
前回点検
試乗してみたが症状はほとんど出なかった。
オートマオイルの量はOK、汚れやや有り、金属粉等は無い、新品オイルに交換。
コンピューターを取り外し、内部点検、基盤の損傷、焼け臭い等は無し。
お客様に納車、その後症状は変わらないとの連絡有り。ミッション不良濃厚。
今回入庫時
点検、修理
1速→2速の変速タイミングが早い。
坂道登坂後一旦停止。再発進時、1速発進しない。
高速道走行中、突然シフトダウン(3速→2速)、料金所で1速のまま100m走行
H 8年式のコンピューターと交換、エンジンチェックランプ点灯で使用中止
オートマミッション(中古)取寄せ、交換→良好な結果を得る。
*修理項目
オートマミッション(中古、8万`走行品)取替。
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コンピューター品番 33920-74F31