<故障・修理実例>・・ エンジン関係【オーバーヒート】 c3012
2014年7月21日 エブリーバン
- 車名;スズキ エブリーバン
- 年式;H 16
- 型式;GD-DB52V
- エンジン;F6A ミッション;AT
- 型式指定;09298 類別区分;0296
- 走行;7.3万`
- その他;
*故障名
エンジンオーバーヒート
*入庫時状況(赤がポイント)
走行中にエンジンより白煙(水蒸気)が発生。エンストを起こし、エンジンがかからなくなった。
*修理詳細
現地に車の引取に行ったところ、エンジンはかかった。故障車を積載車に乗せ、工場に入庫。点検を行った結果、
ラジェーターのリザーブタンクの冷却水はほとんど無かったが 目視した限りでは 冷却水もれを起している個所は
見当たらなかった。スパークプラグを全数取り外してみると #2のスパークプラグ中心電極が緑色(クーラント混入)を
していた。シリンダーヘッドガスケットの吹き抜けが想像できたたので シリンダーヘッドを取り外すことにした。
ヘッドガスケットは意外ときれいで、破損している個所はなかった。心配していたシリンダーヘッドの歪は 基準値
0.00〜0.03mm内だったので そのまま使用することにした。オーバーヒート発生の原因個所はシリンダーヘッドガスケットに
間違いはなかったが ただ なぜ?ガスケットがー、という面でははっきりとした答えは出なかった。修理途中で
少し気になったのが サーモスタットケース上部にあるキャップ(ラジェーターキャップとほぼ同じ)。このキャップを
取り外してみると 部品がバラバラになっていた。今回のオーバーヒートに関係あるか、どうかは不明。
*修理項目
シリンダーヘッドガスケット、キャップ、その他部品多数取替
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