<故障・修理実例>・・エンジン関係【オーバーヒート】 c3001
2006年06月25日(日) ムーヴ
- 車名;ダイハツ ムーヴ
- 年式;H9
- 型式;E-L600S
- エンジン;EF ミッション;AT
- 型式指定; 類別区分;
- 走行;11.3万`
- その他;
*故障名
エンジンオーバーヒート
*入庫時状況(赤がポイント)
いつもよく行くガソリンスタンドから 県外の車がエンジンオーバーヒートを
おこして 路上ストップしているので助けてあげて欲しいとの依頼があった。
当社の近くには全国から来られる名所がいくつかあるため 年に何回か、県外の故障車を
扱う機会があるのだが 修理の際に一番苦労するのが時間的制約が厳しいことである。
お客様は当然、車が故障することは旅行の予定に入っていないわけで、ましてや
修理に1日かかるなんて夢にも思っていないはずである。我々ももちろん故障の
修理はしっかり対処することは当然ですが それ以上になんとかお客様が最初に計画
された通りに旅行をさせてあげたいという気持ちが強く 時間の短縮も重要な仕事に
なってくるのである。
*修理詳細
さて 前置きが少し長くなってしまったが 連絡のあった県外の車をさっそく引き取
りに行った。お客様は奈良県の方で朝の3時に自宅を出発され 北陸高速道を利用して
富山に入られ 「剱岳」が眼前に見える「中山」の登山を目指していたのだが
途中でエンジンオーバーヒートを起こして道路上で立ち往生してしまったようである。
とにかく 工場へ入庫して点検した結果、ヒーターホースの途中にある「3ウェイ」の
1方向が折損(写真参照)したため 水もれをおこし、オーバーヒートに至ったことが
わかった。普通に部品手配をして修理すると半日から1日かかるので なんとかできない
ものかと思っていたところ ちょうど女房の車が同じ型式だったので 了解無し(笑)で
部品を流用することにした。「3ウェイ」はエアークリーナーケースの下にあるのだが
修理時間はそんなに多くはかからなかった。修理後 さっそく旅行を再開してもらった
のだが 少し心配が残ったので次の日の午後8時ごろ、奈良の自宅へ電話をした。
しかし まだ帰っていないとのことだったので「途中 何かあったのでは・・」と
心配をしていたが 1時間後の9時頃「無事、着きました」との電話をいただき 安心を
した。
*修理項目
ヒーターホース3ウェイジョイント取替
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