<故障・修理実例>・・エンジン関係【不調】 c2101
2015年5月4日 エブリーバン
- 車名;スズキ エブリーバン
- 年式;H 13
- 型式;GD-DB52V
- エンジン;F6A ミッション;
- 型式指定;09298 類別区分;0296
- 走行;9.0万`
- その他;
*故障名
走行後のアイドリング時に 時々エンストする。
*入庫時状況(赤がポイント)
アイドリングがガタガタと不調になり、その後エンストすることが確認できた。特徴的なのは
始動後のエンジン暖機中にエンストが発生することはなく、エンジンが完全に暖機した後に
エンストが発生することであった。再始動はOK。
*修理詳細
スキャンツールによるダイアグコードの表示はなかった。基本的なスパークプラグの火花点検、電気系の
目視点検、エアーエレメント点検、各気筒の圧縮圧力測定を行った結果、プラグ(特に#2)の汚れ、エアー
クリーナーケース内の汚れが目立った。このエンジンは以前からオイル消費大の傾向が見られたので その
影響と思われ、清掃、掃除を行った。また このエンジンは以前に 「エンジン不調」になったことがあり、その時に
スロットルボディASSYとコンピューターのセット(中古品)を取替えたことがあったので 念のため、
スロットルボディを外してISCV(アイドルスピードコントロールバルブ)の動きとカーボンの付着状態を
点検したが 問題はなかった。在庫車で同じエンジンがあったので「カムポジションセンサー」「ダイレクト
イグニッションコイル」「エアーバルブ」を同時に取り替えて走行試験を行ったが 良い結果は得られず、元の
部品に戻した。この時点で排気ガスを測定してみると「CO 1.5% HC 800PPM」と高い値がー。アイドリングの
回転にもムラがあり、どうもミスっているように思われた。#2のスパークプラグに軽い衝撃を与えるとアイドリング
回転に変化が見られたので プラグを取替えることにした。プラグ取替後、アイドル回転は安定した。また エンストも
なくなり、再度の排気ガス測定でも「CO 0.05% HC 50PPM」と良好な値を得た。
*修理項目
スパークプラグ全数取替
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