<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・エンジン関係【不調】 c2101

2015年5月4日 エブリーバン

*故障名
 走行後のアイドリング時に 時々エンストする。

*入庫時状況(赤がポイント)
 アイドリングがガタガタと不調になり、その後エンストすることが確認できた。特徴的なのは  始動後のエンジン暖機中にエンストが発生することはなく、エンジンが完全に暖機した後に エンストが発生することであった。再始動はOK。

*修理詳細
 スキャンツールによるダイアグコードの表示はなかった。基本的なスパークプラグの火花点検、電気系の 目視点検、エアーエレメント点検、各気筒の圧縮圧力測定を行った結果、プラグ(特に#2)の汚れ、エアー クリーナーケース内の汚れが目立った。このエンジンは以前からオイル消費大の傾向が見られたので その 影響と思われ、清掃、掃除を行った。また このエンジンは以前に 「エンジン不調」になったことがあり、その時に スロットルボディASSYとコンピューターのセット(中古品)を取替えたことがあったので 念のため、 スロットルボディを外してISCV(アイドルスピードコントロールバルブ)の動きとカーボンの付着状態を 点検したが 問題はなかった。在庫車で同じエンジンがあったので「カムポジションセンサー」「ダイレクト イグニッションコイル」「エアーバルブ」を同時に取り替えて走行試験を行ったが 良い結果は得られず、元の 部品に戻した。この時点で排気ガスを測定してみると「CO 1.5% HC 800PPM」と高い値がー。アイドリングの 回転にもムラがあり、どうもミスっているように思われた。#2のスパークプラグに軽い衝撃を与えるとアイドリング 回転に変化が見られたので プラグを取替えることにした。プラグ取替後、アイドル回転は安定した。また エンストも なくなり、再度の排気ガス測定でも「CO 0.05% HC 50PPM」と良好な値を得た。

*修理項目
 スパークプラグ全数取替

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