<故障・修理実例>・・ エンジン関係【不調】 c2100
2014年11月15日 ブルーバード
- 車名;ニッサン ブルーバードシルフィー
- 年式;H 16
- 型式;DBA-QG10
- エンジン;QG18 ミッション;AT
- 型式指定;12143 類別区分;0001
- 走行;10.3万`
- その他;
*故障名
エンジンチェックランプ点灯
*入庫時状況(赤がポイント)
最近、メーター内の「エンジンチェックランプ」が点灯したままになるので見て欲しい、との修理依頼があった。
*修理詳細
エンジンをかけて試乗してみたが 特に異常を感じるようなことはなかった。ただ 走行後のアイドリング時、少しガソリン臭い
排気ガス臭がした。(不完全燃焼気味?) さっそく、ダイアグコードを読み取ったところ
「P0171;空燃比リーン」
「P1277;空燃比センサー、ヒーター系」
が表示された。ダイアグコードを消去後、走行してみると大きなエンジン不調は無し。チェックランプは点灯しなかった。
走行後のダイアグコード読み取りと排気ガス測定は
「P0171;空燃比リーン」のみ表示
CO 0.25% HC 50PPM (車検時測定値より高め)
また 配線図を参考にカプラーで導通試験を行ったところ 空燃比センサーのヒーター回路と思われる個所に導通が見られなかった
ので 高価ではあるが「空燃比センサー」を取替えることにした。センサー取替後は ダイアグコードの表示はなく、走行試験もOK。
次の日の朝一番のエンジンかかり、その後の暖機運転も良好、また「エンジンチェックランプ」が
点灯することも無かったので 修理を終えて納車することにした。今回の故障原因は
「空燃比センサーのヒーター系」が断線して 空燃比がリーン(薄く)になり、(やや不完全燃焼気味)「エンジンチェック
ランプが点灯」したものと思われる。尚、「空燃比センサー」はエキゾーストマニホルドに取り付けられており、簡単に取替ができる。
*修理項目
空燃比センサー(別名;エアーフューエルレシオセンサー)取替
*関連記事