＜故障・修理実例＞・・エンジン関係 【不調】 c2091
2012年10月20日 ファイター
- 車名；三菱 ファイター（４トン）
- 年式；H 14
- 型式；KK-FK71HC
- エンジン；6M61 ミッション；MT
- 型式指定； 類別区分；
- 走行；5.5万㌔
- その他；
＊故障名
エンスト、再始動不可
＊入庫時状況（赤がポイント）
登坂後の交差点で突然エンスト。エンジンを再始動させようとしたがかからなかった。入庫時の状況は
セルモーターが回っているが全然初爆が来ない状態だった。クランキング回転は ガソリンエンジンのタイミング
ベルトが切れた時のように かなり高回転で回っているように感じた。燃料が来ていないと思われたので プライミング
ポンプを作動させるも全然手ごたえ（圧力）がなかった。
＊修理詳細
フューエルラインを順番に確認していくと 意外な故障原因がわかった。燃料タンク内の吸入側と戻り側のパイプが
折れ曲がっていて通る軽油の量が絞られていたのである。登坂時には多くの燃料が必要なため、折れ曲がったパイプにより、
燃料の供給不足が起き、フューエルパイプライン内にエアーをカミコミ、エンスト。またエンジン再始動不能に至ったものと
推察された。フューエルパイプが曲がった原因は 燃料タンク下からの衝撃によるもの。ただし この車の燃料タンクは
樹脂製なので復元力が強く、点検した時はほとんど凹みはなかった。修理は曲がったパイプを修正し、フューエルラインの
エアー抜きを行って良好な結果を得た。
＊修理項目
燃料タンク内のフューエルパイプ曲がり修正
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