<故障・修理実例>・・エンジン関係【不調】 c2081
2012年1月22日(日) ライフ
- 車名;ホンダ ライフ
- 年式;H13
- 型式;LA-JB2
- エンジン;E07Z ミッション;AT 4WD
- 型式指定;10991 類別区分;0022
- 走行;10.1万`
- その他;
*故障名
発進直後のエンスト
*入庫時状況(赤がポイント)
冬に入って、エンジン始動後、発進して1度停止(ブレーキ)した時に
エンストする。再始動はOKで その日一日、再びエンストが発生することはほとんど無い。
しかし 次の日には また同じ症状が出る。
*修理詳細
色々な点検、測定、部品交換を行ったが 変化はあるものの良好な結果が得られず、最終的にはディーラーさんに
お願いすることとなった。
弊社実施内容
ダイアグ読み取り→記録無し
各シリンダー圧縮圧測定OK(9kg/cm2以上)
エンジン波形、見た目には異常無し
スパークプラグ火花はOKだったが 磨耗、燻りが見られた→全数交換
スロットルボディ内汚れ有り→交換(リビルト)
エアエレメント&ブローバイフィルター汚れ大→交換
イグニッションコイル点検、測定OK→念のため、中古品に交換→戻す
オルタネーター出力測定→OK
ブレーキ時電圧ドロップ大点検→ヒューズボックスに液体痕有り→交換
その他
ディーラーさんの修理内容
エンジンバルブクリアランスが過小(過少?)のため調整→エンスト無し
故障原因が意外な結果となったが エンストが寒い時期に入って出たこと、エンジン冷間時(
冷機時)に出て暖機後はほとんど出ないこと、また ダイアグに表示が無く、機械的な部分の
故障が考えられたことなど 後から考えると確かにつじつまが合う結果となっていることに
気付いた。ただ 普通なら 走行距離が伸びればバルブクリアランスが過大になる傾向がある
はずなのに 今回、なぜ過小になっていたのかは分からなかった。バルブかシートの磨耗?(想像)
クリアランスの調整により アイドリング回転の安定に、また エンジンの力強さにも改善の効果が
見られた。このエンジンに関しては タイミングベルト交換時にはバルブクリアランスの調整も
行うべきと思われた。
*修理項目
エンジンのバルブクリアランス調整(吸 0.15〜0.19mm 排 0.23〜0.27mm 冷間時)
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