<故障・修理実例>・・エンジン関係【不調】 c2080
2011年12月11日(日) キャリートラック
- 車名;スズキ キャリートラック
- 年式;H 3
- 型式;V-DD51B改
- エンジン;F6A ミッション;MT
- 型式指定;- 類別区分;-
- 走行;4.2万`
- その他;
*故障名
エンジン始動不良&ファーストアイドル不調
*入庫時状況(赤がポイント)
エンジンのかかりが悪い。またかかってもファーストアイドルが不調なので見て欲しい、
との依頼があった。(暖機後のアイドリングはOK)
*修理詳細
車を預かり、故障状況を確認してみると 確かにエンジンがかかるまで3秒ぐらいクランキングが
必要。 また かかったとしてもその後のファーストアイドルが”ブスブス”と不安定であった。この
車は「キャブレター仕様車(オートチョーク)」なので一応エンジンのかけかたは3通りの
方法を試みた。
1 アクセル操作なしでキーON
2 アクセルを2〜3回踏んだ後、アクセルを離してキーON
3 アクセルを半分ぐらい踏んで(開いて)キーON
いずれの方法もエンジンのかかり具合に影響はなかった。
そこで バッテリーを含めた点火系の点検を行った。
1 バッテリー点検 OK
2 プラグ及びコードの点検・・プラグがカブリ気味→掃除で火花OK
3 点火系のリークを目視点検 OK
以上のことを行ったが状況に変化はなく、点火系に問題はなしとして キャブレターの点検に移った。
1 オートチョークの作動確認 OK
2 キャブレター内洗浄
3 暖機後、排気ガス測定・・Coが濃すぎたのでやや絞る
4 オーバーフローの傾向有り・・フロート、ニードルバルブ等を取替。
以上の点検、作業を行った結果、始動性は良くなったが その後のファーストアイドルは
”ブスブス状態”に改善が見られなかった。キャブレターをオーバーホールして各部の洗浄、
掃除を行ったが効果はなかったので 中古キャブレターに取り替えることにした。取替後は
エンジン始動、ファーストアイドル共、正常な状態になった。
*修理項目
キャブレター取替(中古品を使用・○○○)。
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