<故障・修理実例>・・エンジン【不調】 C2078
2011年10月30日(日) エブリー
- 車名;スズキ エブリーワゴン
- 年式;H 14
- 型式;TA-DA62W
- エンジン;K6A ミッション;AT
- 型式指定;11079 類別区分;0630
- 走行;7.0万`
- その他;
*故障名
アイドリングが続かない
*入庫時状況(赤がポイント)
交差点で止まった時にエンストしてしまった。再始動はできたが止まる度 にエンストするの見て欲しい、とのことで入庫。
*修理詳細
故障状況を確認してから基本的な点検に移った。(ダイアグの表示はなかった。)プラグを外して見ると全数、カーボン付着で真っ黒&ガソリンで濡れている状態であった。念のため、各シリンダーの圧縮を測定。8〜9と良好。ダイレクトイグニッションコイルの抵抗値もOK。プラグ電極掃除後の火花は良好。この結果より、電気系に問題はなく燃料系(または混合比)に問題有りと考えた。そこで スロットルボディ内を覗いてみると カーボン付着で真っ黒。エンジンコンデショナーで洗浄してアイドリングをみると 若干の効果は有った。(アイドリングはなんとか続く、しかし正常には程遠い) ISCV(アイドル、スピード、コントロール、バルブ)の抵抗値は3ヵ所は28〜32Ωの基準値内。1ヶ所は5Ω(不良)。エンジン始動後のISCVの動きは悪く、規定のエアー量がエンジンに入っていかないので プラグがかぶった状態になると思えた。(キャブレター仕様で言えば、スローポートが詰まっているような状態) この結果より、スロットルボディを取替ることにした。(リビルト品を使用) しかし スロットルボディ取替後の結果は アイドリングに変化はあったものの 故障修理終了までには至らなかった。 こうなると後は コンピューターを同時に交換することとなる。 これは情報収集の段階で覚悟はしていたのだが 中古品が見つからなっかのでスロットルボディ交換のみに期待していた。4,5日後、ネットでコンピューターを見つけたので取寄せ、取替たところ 良好な結果を得ることができた。コンピューターはケースが密閉されているので内部の確認はできない。また コンピューターの不良はダイアグに出ないことが多いようだ。今回の故障についてはコンピューターとスロットルボディ、両方の同時交換が良い結果になっているようだ。修理後の排気ガス値。CO 0.05% HC 10PPM
*修理項目
スロットルボディ(リビルト品)&コンピューター(中古品)の取替。
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