<故障・修理実例>・・エンジン関係【不調】 c2069
2010年10月10日(日) レガシィ
- 車名;スバル レガシィ
- 年式;H 13
- 型式;TA-BE5
- エンジン;EJ20 ミッション;AT
- 型式指定;10491 類別区分;073
- 走行;14.9万`
- その他;
*故障名
夜間の走行時、急にエンジンが吹けなくなった
*入庫時状況(赤がポイント)
会社を終えての帰り道、急にエンジンが吹けなくなり、10〜30km/hの速度でしか走れ
なくなった。このまま走ってよいものかどうか、との電話があった。市街地走行のため、危険
だったので近くのお店の駐車場で待ってもらうことにした。さっそく 積載車で引き取りに
行き、その日は時間も遅かったので明日、点検することにした。
*修理詳細
翌日、さっそく点検に取りかかったが お客様が言われるほどの症状は出なかった。一応走行は
できるし 加速もできた。ただし エンジンチェックランプは点灯していた。この車は
少し前にチェックランプの点灯があり、点検の結果「O2センサー不良」で再入庫待ちの車両
であった。アイドリングは少しエンジンがブレるような症状があり、正常とは言えなかったので
プラグ、ダイレクトイグニッションコイル等の点検を行ったが 異常個所は見当たらなかった。
(排気ガスのHC濃度は高かった。ミスってる?)
そこで ダイアグコードの読み取りを行ったところ 先ほどの「O2センサー系」に加え、「カム
ポジションセンサー系」の不良が記録されていた。カムポジションセンサー不良の場合、エンスト
→再始動不能に陥ることが多く、その点が少し頭に引っかかったが一応素直(?)に2部品を取替えてみた。
結果は一抹の不安通り、症状に改善が見られなかった。順序良く点検してきたつもりだったが
ここに来て初めて 初期の点検に見落としがあったことに気付いた。すなわち この車の故障が
起きたのが夜だったことを忘れていたのである。さっそく アイドリング状態でライトとエアコン
をつけてみると エンジン回転がブルブルとかなり不安定になった。走行も速度が上がらない
状態が再現できた。このことよりオルタネーターの不良が考えられ、(電圧は約14Vから12V台
への低下が確認できた。)走行距離を考えても間違いないと思われたので取替えることにした。
オルタネーター取替え後はアイドリングも安定、走行時のエンジン吹け上がりも問題なく、ダイアグ
も消去することができた。(今回、充電系の赤ランプは1度も点かなかった。修理後の排気ガスはCO 0.02% HC 10PPM)
*修理項目
オルタネーター取替。その他カムポジションセンサー&O2センサー取替。
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