<故障・修理実例>・・エンジン関係【不調】 c2067
2010年9月5日(日) AZワゴン
- 車名;マツダ AZワゴン
- 年式;H 9
- 型式;E-CY21S
- エンジン;F6E ミッション;AT
- 型式指定;07663 類別区分;0284
- 走行;9.0万`
- その他;
*故障名
エンジンアイドリング不調&エンスト
*入庫時状況(赤がポイント)
最近、アイドリング回転がバラツクとともに 時々エンストすることもあるので見て欲しい、
との依頼があった。
*修理詳細
最初はなかなか出なかった症状も2〜3日預かっているうちに次第に現れるようになった。
やはり お客様が言われたようにアイドリング回転が一定せず、時にはエンストに至ることも
あった。(再始動はOK) 点検は一応基本的なものから、プラグ、コード、ディスビー、バッテリー、ダイアグの
読み取り等を行ったが特に異常な個所はなかった。実はこの故障原因を調べるのには 今回、
かなり時間を要した。夜、暗くなってから出かけて来て 電気関係にリークがないか、調べて
見たこともあった。しかし それでも原因が分からず、一応、一番可能性のある「スロットル
ボディとコンピューター」(中古)を取替えてみた。最初は効果があったと思われたこの部品
だが しばらくすると同じ症状が再発するようになった。もうこうなると 打つ手無しの状態
であったが ある時 エンジンルーム内にある配線、ターミナル、ホース類をひとつひとつ
手にとって調べていると、ある配線を揺さぶったときにアイドリング回転が不調になるのを
見つけた。その配線はインテークマニホルド上のサージタンク横にあるバキュームスイッチに
入っていた。近くの中古部品店からこのバキュームスイッチと配線を取寄せ、取替えた結果、
症状は完全になおった。あとの点検でわかったのだが 故障の原因はバキュームスイッチであり、
配線及び端子は関係なかったようである。このバキュームスイッチの働き全ては分からないが
今回の故障は このスイッチの不良により、アイドリング時にインテーク系にエアーが入り、
アイドリング不調及びエンストの発生に至ったものと思われた。(後で交換したスロットル
ボディとコンピューターを元に戻し、再度、試運転確認をして納車を終えた。)
*修理項目
バキュームスイッチ(中古)取替。
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