＜故障・修理実例＞・・エンジン関係【不調】 c2063
2010年5月30日(日） アコード
- 車名；ホンダ アコード
- 年式；H 10
- 型式；E=CF4
- エンジン；F20B ミッション；AT
- 型式指定；08929 類別区分；0007
- 走行；14.1万㌔
- その他；
＊故障名
発進時、エンジンストール
＊入庫時状況（赤がポイント）
以前にエンジンハンチングの修理をした車両が 今度はエンストするとのことで入庫した。
＊修理詳細
車を引き取り、乗ってみるもそれらしき症状は出なかった。その後何日間か同じことを
繰り返していると発進時にエンスト症状が現れた。症状が出たときはアイドリングも
不調のように感じられた。ただ 頻繁に出る故障ではないので ディーラーさんに相談した
ところ ＲＡＣＶ（ロータリーエアコントロールバルブ）の可能性があるとの情報を得たので
取替えてみた。しかし 症状の変化はあったものの１００％満足できる結果ではなかったので再度点検
し直すことにした。その結果、排気ガス対策のためのＥＧＲバルブを取り外し、点検した時に 本来は
閉じていなければいけないバルブが少し開いていることに気付いた。エンストの最大の原因は
これだったのである。すなわち 本来は閉まっているはずのバルブが長年のカーボンの付着などに
より バルブの密閉状態が悪くなるときがあり、そのとき 排気ガスがアイドリング時に燃焼室に入り 適正
な燃焼が行われなく、その状態から発進（エンジン負荷）すると、エンジンストールに陥る
ものと推察された。ＥＧＲバルブを交換後、症状は完全になくなった。尚 この故障は他車（ディーゼル車）でも
経験したことがあるが バルブの機械的作動不良は当然ダイアグでは表示されない。
＊修理項目
ＲＡＣＶとＥＧＲバルブ取替。
＊関連記事