<故障・修理実例>・・エンジン【不調】 c2048
2009年5月24日(日) Kei
- 車名;スズキ Kei
- 年式;H 14
- 型式;LA-HN22S
- エンジン;K6A ミッション;AT
- 型式指定;10887 類別区分;0041
- 走行;6.3万`
- その他;
*故障名
走行中のアイドリング時エンスト
*入庫時状況(赤がポイント)
中古車で仕入れ、販売した車だが 走行中、踏み切り手前で一旦停止したときにエンストして
しまった。すぐにエンジンはかからなかったがしばらくするとエンジンはかかった。との修理
依頼であった。
*修理詳細
車両を引き取り、試運転をしてみたが故障を再現することはできなかった。そこでこれまでの
経験より エンストの原因を(点火系は点検の結果問題なかったので)燃料系に絞り、いくつか
あげてみた。
1、燃料ポンプ及びリレーの不良
2、ISCV(アイドル、スピード、コントロールバルブ)の不良
3、その他(制御系など)
「1」の故障は朝一番の始動時とか駐車後の始動時にエンジンがかからない場合が多いので
今回は「2」のISCVに重点をおいて点検することにした。ISCVを分解して綿棒を使って
きれいに掃除をした。また同じくスロットルボディ内も掃除を行った。組み付け後試運転を行い、
症状が出ないことを確認してお客様に乗ってもらうことにした。しかし しばらくしてまた故障が
再発した。再び車を引き取り、前回出なかった「ダイアグコード」を再度チェックした結果、
「32(VVT関係)」と表示された。VVT関係には「VVT装置」「カムシャフト」「カム
&クランクポジションセンサー」等があるが今回は「カム&クランクポジションセンサー」の
取替えで対処することにした。取替え後、故障再発の声は届いていない。尚 エンストは気温が
高い日とか、長く運転をを続けた時(温度が上がった時)、また再始動はエンスト後しばらく
するとエンジンがかかるなど今回に限って言えば、ポジションセンサー不良と温度に関係があるような
気がする。
*修理項目
カムポジションセンサーとクランクポジションセンサー取替。
*関連記事
VVT(可変バルブ機構)