<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・エンジン関係【不調】 c2033

2008年6月8日(日) ワゴンR

コンピューター基板

*故障名
 アイドリング不調(ハンチング)

*入庫時状況(赤がポイント)
 エンジンのアイドリング回転が上がったり、下がったり(ハンチング)するので見て欲しい、 との依頼があった。少し変な臭いもするとのことであった。

*修理詳細
 症状確認の後 ダイアグの点検を行ったところ「72」と直接原因を突き止めるまでには至らなかった。 そこで色々情報を集めた結果、ASCV(アイドル スピード コントロール バルブ)とそれを コントロールしているECU(コンピューター)が原因になることが多いと分かった。ASCVの点検データー は取り寄せたのだが どちらが悪いのかを見極めるはっきりとした方法はなく、これまでも同時に 交換しているのが実情のようであった。ただし 両方替えると相当の金額になるので今回はリビルト品が 見つかったASCVを先に交換して見ることにした。その結果、ハンチングはなくなったのだが アイドル回転数が高いままになって下がらない、という別の症状になってしまった。やはりこれまでの 例のように両方同時に交換するのが正解だったようである。あらためてコンピューターの手配をしたところ 中古品が出たとの連絡があったので(新品はかなり高いので)お客様了解の元、そちらで修理することにした。取替え後の アイドリングは正常になった。ECUは助手席足元の左側にあり 取替えにそんな多くの時間は必要と しない。また 念のためECUを分解して見ると基板の一部に「焼けた個所」が見つかった。変な臭いの 発生源と思われた。

*修理項目
スロットルボディ(=ASCV付き)&ECU(コンピューター)取替。

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