<故障・修理実例>・・エンジン関係【不調】 c2033
2008年6月8日(日) ワゴンR
- 車名;スズキ ワゴンR
- 年式;H 9
- 型式;E-CV51S
- エンジン;K6A ミッション;AT
- 型式指定;08526 類別区分;0090
- 走行;6.7万`
- その他;
*故障名
アイドリング不調(ハンチング)
*入庫時状況(赤がポイント)
エンジンのアイドリング回転が上がったり、下がったり(ハンチング)するので見て欲しい、
との依頼があった。少し変な臭いもするとのことであった。
*修理詳細
症状確認の後 ダイアグの点検を行ったところ「72」と直接原因を突き止めるまでには至らなかった。
そこで色々情報を集めた結果、ASCV(アイドル スピード コントロール バルブ)とそれを
コントロールしているECU(コンピューター)が原因になることが多いと分かった。ASCVの点検データー
は取り寄せたのだが どちらが悪いのかを見極めるはっきりとした方法はなく、これまでも同時に
交換しているのが実情のようであった。ただし 両方替えると相当の金額になるので今回はリビルト品が
見つかったASCVを先に交換して見ることにした。その結果、ハンチングはなくなったのだが
アイドル回転数が高いままになって下がらない、という別の症状になってしまった。やはりこれまでの
例のように両方同時に交換するのが正解だったようである。あらためてコンピューターの手配をしたところ
中古品が出たとの連絡があったので(新品はかなり高いので)お客様了解の元、そちらで修理することにした。取替え後の
アイドリングは正常になった。ECUは助手席足元の左側にあり 取替えにそんな多くの時間は必要と
しない。また 念のためECUを分解して見ると基板の一部に「焼けた個所」が見つかった。変な臭いの
発生源と思われた。
*修理項目
スロットルボディ(=ASCV付き)&ECU(コンピューター)取替。
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