＜故障・修理実例＞・・エンジン【不調】 c2010
2005年10月28日(金） パジェロミニ
- 車名；三菱 パジェロミニ
- 年式；H7
- 型式；E-H56A
- エンジン；4A30 ミッション；AT
- 型式指定； 類別区分；
- 走行；10.0万㌔
- その他；
＊故障名
アイドリング不調
＊入庫時状況（赤がポイント）
時々 信号待ちなどのとき、エンジンが不調になるのでみて欲しいとの依頼で
あった。
とりあえず症状の確認をー、っと思って走行してみたがはっきりとした症状は確認
できなかった。症状がでないと原因の追究が難しいのでそのことをお客様に話して
しばらく車をあずかることにした。
＊修理詳細
その後症状の確認ができたのでさっそくエンジン不調原因の追究にとりかかった。
いつものように点火系のプラグ、その他の点検、また燃料系のフィルターの詰まり等の
点検を行ったが特に異常はみられなかった。いろいろ点検してみたが決定的なものが
見つからず暗礁に乗り上げた感があったが”時々不調になる”というお客様の言葉から
ヒントを得て「電気がどこかからもれているのでは？」という考えに至った。
そこで暗くなるのをまってエンジンルーム内で電気がリークしていないかをみた。
最初は目が暗さに慣れなかったためか、はっきりわからなかったがしばらくすると
イグニッションコイルに電気のリーク（オレンジ色）がみられた。夜が遅かったので
その日はそこで作業を終わりにして次の日明るいときにイグニッションコイルを再度
点検したところ一部に白く焼けている部分が確認できた。このエンジンのコイルは
エンジン頭部の真ん中にあり完全ではないがダイレクトイグニッションタイプに近い
形をとっている。（コイルは２個使用。）。プラグ、プラグコード、
イグニッションコイルをセットで交換したらエンジンの調子はよくなった。
１０万㌔になっていたので同時にタイミングベルト関係も交換した。
＊修理項目
イグニッションコイル及びプラグ、プラグコード
＊関連記事