エンジン関係・・【不調】 c2001
2007年03月18日(日) アルト
- 車名;スズキ アルト
- 年式;H 6
- 型式;E-CR22S
- エンジン;F6A ミッション;AT
- 型式指定;6887 類別区分;117
- 走行;8.6万`
- その他;
*故障名
走行時エンジン息つき
*入庫時状況(赤がポイント)
走行、加速時エンジンが息つくので見て欲しい
とのことで入庫。試運転の結果、確かに息つきがあり また登坂時には
「カリカリ音」すなわち「ノッキング」が出ていた。ただし
エンジンのかかりは悪くなかった。
*修理詳細
まずプラグを取り外して点検をしたところ 電極の磨耗、焼けぐあい、火花等には
問題はなかった。電気系はOKだったのでこの症状から考えて「キャブレター」しかないと判断をして
その後はキャブレターを中心に点検を行った。結果から言うとキャブレターのボア内を横切って
いる「ピストンバルブ(写真参照)」のダイアフラム
(ゴム材質)に破れが発生して 「ピストンバルブ」が正常な動きをしていない
ことがわかった。そこで「ピストンバルブASSY」を取替え、キャブレターを組み付けて
試運転をしたところ 走行時の息つきはほとんど感じられなくなったが 登坂時の
「カリカリ音;ノッキング」はいぜんとして残っていた。
再度エンジンを
見直してみるとエンジンバキュームを利用しているオートマミッションの
バキュームバルブ用のホースに亀裂があるのを見つけた。このホースを取替えて
試運転を行ったところ、ノッキングも息つきも解消された。
*修理項目
キャブレター内のピストンバルブASSYとバキュームホースの取替。
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