<車の故障・修理>実例集

エンジン関係・・【不調】 c2001

2007年03月18日(日) アルト

ピストンバルブ

*故障名
 走行時エンジン息つき

*入庫時状況(赤がポイント)
 走行、加速時エンジンが息つくので見て欲しい とのことで入庫。試運転の結果、確かに息つきがあり また登坂時には 「カリカリ音」すなわち「ノッキング」が出ていた。ただし エンジンのかかりは悪くなかった。

*修理詳細
 まずプラグを取り外して点検をしたところ 電極の磨耗、焼けぐあい、火花等には 問題はなかった。電気系はOKだったのでこの症状から考えて「キャブレター」しかないと判断をして その後はキャブレターを中心に点検を行った。結果から言うとキャブレターのボア内を横切って いる「ピストンバルブ(写真参照)」のダイアフラム (ゴム材質)に破れが発生して 「ピストンバルブ」が正常な動きをしていない ことがわかった。そこで「ピストンバルブASSY」を取替え、キャブレターを組み付けて 試運転をしたところ 走行時の息つきはほとんど感じられなくなったが 登坂時の 「カリカリ音;ノッキング」はいぜんとして残っていた。
再度エンジンを 見直してみるとエンジンバキュームを利用しているオートマミッションの バキュームバルブ用のホースに亀裂があるのを見つけた。このホースを取替えて 試運転を行ったところ、ノッキングも息つきも解消された。

*修理項目
 キャブレター内のピストンバルブASSYとバキュームホースの取替。

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