<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・エンジン関係【始動不良】 c1052

2019年1月27日 ダイナ

*故障名
 朝のエンジン始動、かからないことがある

*入庫時状況(赤がポイント)
 朝エンジンがかかりづらくても 何とか一度エンジンがかかってしまうと その後、エンジンがかからなくなることは ないとのことだったので まずバッテリーの測定点検を行った。その結果、バッテリー不良が表示されたので お客様 了解の元、バッテリーの注文をした。バッテリー入荷後、お客様の自宅にて取替を行い、始動も問題ないことを確認した。

*修理詳細
 しかし 後日またエンジンがかからないことがあった、とのことで来店があった。そこで再度、バッテリーをテスターに かけて見ると 健全性が58%に低下、始動時電圧も大きく低下していることがわかった。バッテリーの性能を低下させる なんらかの要因があることが推察された。いずれにしろ、弊社にてエンジン始動不良の症状を確認していないので 車を しばらく預かることにした。その後の弊社の点検では エンジン始動不良があること、また それは一度かかったら その後 始動 不良は起きないとのことはなく しばらく時間を置くと始動不良が再発生することも分かった。その時のバッテリー性能は 大きく低下していた。また エンジン始動直後の排気ガスに多量の白煙が出ることから エンジンシリンダー内へのオイル 下がりが考えられ、エンジンクランキング時に負荷になっていないか心配された。始動系のスイッチ、配線、リレー、 その他、点検を行ったがはっきりとした故障原因は認められなかった。結論を言うとセルモーターの不良が原因であった。 取り外したセルモーターの作動を見たところ、飛び出したピニオン(ギヤ)に負荷をかけると スターターの回転力が 十分に伝わらない(空転)時がある ことが分かった。修理はリビルトのセルモーターに取り替え、お客様に納車してしばらく様子をみてもらうことで終了した。 

*修理項目
 バッテリー&セルモーター(リビルト品)の取替

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