<故障・修理実例>・・エンジン【始動不良】 c1028
2009年5月17日(日) ヴォクシー
- 車名;トヨタ ヴォクシー
- 年式;H 13
- 型式;TA-AZR65G
- エンジン;1AZ ミッション;AT
- 型式指定;11171 類別区分;0128
- 走行;9.7万`
- その他;
*故障名
エンジン始動不良
*入庫時状況(赤がポイント)
朝、エンジンをかけようとしたがかからない。前日まで異常はなかったのだがー、見に来て
欲しい、との依頼があった。
*修理詳細
出張して点検したところ、バッテリーもセルモーターも正常であった。修理に時間がかかり
そうだったので車を預かることにした。
まず プラグの点検、問題はなく電気系はOKのようである。そこで燃料系の点検に移ることに
した。これまでの経験から 燃料系のトラブルで多いのがフューエルポンプとポンプリレーの
不良、しかし 今回はフューエルラインの途中まで燃料が来ていることがわかったので 今回の
故障原因とならないことが分かった。フューエルライン途中までOKと言うのにはちょっと理由が
ある、実はこのエンジンは燃料直接噴射(直噴)タイプなのでフューエルラインの途中に直噴用の
フューエルポンプが設けられている。今回このポンプの「入」側までは燃料が来ているのだが「出」
側から燃料が出ていないのである。点検方法をディーラーさんに聞いたところ、ポンプ自体とポンプ
の関連部品である「フューエルプレッシャーセンサー」の点検が必要なことがわかった。特にこの
センサーは単体で点検可能だが 手の入らないフューエルラインにあるため、かなり部品の取り外しが
必要となり、今回はディーラーさんの診断機を利用することになった。診断の結果、「フューエル
プレッシャースイッチ」の不良が判明したので取り替えることにした。センサー取替え後、エンジン
は問題なく始動した。尚 センサーの取替えにはかなり時間がかかる。またセンサー単体の点検は
点検電圧5V(乾電池等を使用)、出力電圧0.5Vを測定することで確認できる。
*修理項目
直噴用フューエルポンプのフューエルプレッシャーセンサー取替。
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