<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・エンジン関係【始動不良】 c1017

2008年6月29日(日) ジムニー

*故障名
 エンジン始動不良

*入庫時状況(赤がポイント)
 「息子の車のエンジンがかからなくなって 置いて行ったので見て欲しい」との依頼があった。 電話で聞く限り セルモーターは廻っていたようであった。また これまでにこんなことは無かった、との ことであった。

*修理詳細
 翌朝 準備をして車を引取りにいくとエンジンが一発でかかってしまった。再発の可能性があるので 点検は行うことにした。工場に引き取って何度もエンジンをかけてみたがなんの問題もなくかかった。 一応 プラグの火花の様子を見てみたが きれいな火花が飛んでおり、この系統の電気に問題はない ように思えた。ホースからの水もれがあり、エンジン冷却水が減っていたので修理はしたが エンジン オーバーヒートに至るほどではなく、ましてやエンジンのかかりに影響したとは思えなかった。もう少し 各部の詳しい点検を行おうとした矢先、息子さんと連絡が取れ かからなかった時の状況を聞いてみると、 お母さんの話とは逆で セルモーターが廻っていなかったらしく 飛び出しもなかったことが分かった。 こうなると故障原因個所は随分絞られてくる。バッテリーか、イグニッションスイッチか、セルモーターの 可能性が大なのである。点検の結果、セルモーターのマグネットスイッチに入っている平型配線端子の 接触不良が原因であった。改めて問診の重要性を感じる修理であった。

*修理項目
 セル、マグネットスイッチの平型配線端子取替。

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