<故障・修理実例>・・エンジン関係【始動不良】 c1002
2007年02月11日(日)アベニール
- 車名;ニッサン アベニール
- 年式;H9
- 型式;E-PW10
- エンジン;SR20 ミッション;AT
- 型式指定;06509 類別区分;0065
- 走行;19.3万`
- その他;
*故障名
エンジンかからない
*入庫時状況(赤がポイント)
「ドライブインで食事したあと 出発しようとエンジンをかけるのだがエンジンが
かからない。近くのディーラーに電話をしたのだが”休み”とのことだった。なんとか
見にきてもらえないだろうか?最初はプスプスとかかりそうな気配もあったのだが・・」
との電話があった。もちろんすぐに出かけるのでその場で待機していただくように
お願いしたのだが 問題は電話をされたのが県外(新潟県)ということである。どう
計算をしても往復4時間以上はかかることが予想された。近くの修理工場で見てもらう
ことも考えたが お客様の電話の中で故障原因が推察される部分があり、たぶんすぐに
治らないことが考えられたので お客さんの利便を考えると こちらから引き取りに行く
のが一番良いと判断をした。
車の引取りを終えたのが午後7時過ぎ、お客様には代車に乗っていただくことにして
点検は明日にすることとした。
*修理詳細
点検の結果 プラグには火花が飛んでいた。やはり予想した通り エンジンがかから
なかったのは燃料がきていないためであった。お客様の電話のなかで「最初はプスプス
とかかりそうな気配もあったのだが・・」という症状を聞いたとき たぶん燃料が来て
いないと想像できた。プスプスとかかりそうだったのは前の残っていた燃料がわずかに
爆発していたのでる。そして燃料が続かないので連爆までにはいたらなかったのである。
しばらくエンジンを止めたあと こういう症状が出るのはほとんどが電気部品に関連
していることは これまでによく経験をしていた。ここまでくるとあとは
燃料ポンプ自体なのか、それともポンプに電気がきているか、いないかを点検する
だけである。
今回の場合 電気はきていたがポンプは作動をしていなかった。この車の燃料ポンプは
燃料タンクの中にあり リヤシートの下にある。燃料ポンプ交換後は快調にエンジンは
始動した。
*修理項目
燃料ポンプ(インタンクタイプ)取替。
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