<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・エンジン関係【始動不良】 c1002

2007年02月11日(日)アベニール

燃料ポンプ

*故障名
 エンジンかからない

*入庫時状況(赤がポイント)
 「ドライブインで食事したあと 出発しようとエンジンをかけるのだがエンジンが かからない。近くのディーラーに電話をしたのだが”休み”とのことだった。なんとか 見にきてもらえないだろうか?最初はプスプスとかかりそうな気配もあったのだが・・」 との電話があった。もちろんすぐに出かけるのでその場で待機していただくように お願いしたのだが 問題は電話をされたのが県外(新潟県)ということである。どう 計算をしても往復4時間以上はかかることが予想された。近くの修理工場で見てもらう ことも考えたが お客様の電話の中で故障原因が推察される部分があり、たぶんすぐに 治らないことが考えられたので お客さんの利便を考えると こちらから引き取りに行く のが一番良いと判断をした。
車の引取りを終えたのが午後7時過ぎ、お客様には代車に乗っていただくことにして 点検は明日にすることとした。

*修理詳細
 点検の結果 プラグには火花が飛んでいた。やはり予想した通り エンジンがかから なかったのは燃料がきていないためであった。お客様の電話のなかで「最初はプスプス とかかりそうな気配もあったのだが・・」という症状を聞いたとき たぶん燃料が来て いないと想像できた。プスプスとかかりそうだったのは前の残っていた燃料がわずかに 爆発していたのでる。そして燃料が続かないので連爆までにはいたらなかったのである。 しばらくエンジンを止めたあと こういう症状が出るのはほとんどが電気部品に関連 していることは これまでによく経験をしていた。ここまでくるとあとは 燃料ポンプ自体なのか、それともポンプに電気がきているか、いないかを点検する だけである。 今回の場合 電気はきていたがポンプは作動をしていなかった。この車の燃料ポンプは 燃料タンクの中にあり リヤシートの下にある。燃料ポンプ交換後は快調にエンジンは 始動した。

*修理項目
燃料ポンプ(インタンクタイプ)取替。

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