<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・もれ【ボディ関係】 b6003

2005年11月06日(日) ステップワゴン

フロントガラス

*故障名
 雨漏れ

*入庫時状況(赤がポイント)
他店で車を買ったのだが車検を受けて欲しいとの依頼だったので車検を 受けて納車をしたが その直後から運転席足元に水がたまるので見て欲しいとの ことで再入庫をしてもらった。

*修理詳細
 どうも雨漏れがするみたいなので車体に水をかけてみたが特に運転席にもれて くることはなかった。しかし雨漏れがあることは事実なのでなんらかの処置を とらないとまた入ってこられるのは目にみえていたので運転席側フェンダーを 取り外すことにした。取り外して見るとフェンダーの内、ボディー側に穴が開いて おり そこにグロメット無しで後付けの配線(フォグ用?)が通してあった。 穴の位置から考えてもその配線を伝って雨が侵入したとおもわれたので その配線を エンジンルーム内から通すこととして その穴はめくらにした。またボンネットの ステーの取り付け部分が心配だったのでコーキング処理を施した。水をかけて漏れが ないことを確認してからお客様に納車をした。 しばらく電話がなかったので治ったものと思っていたが数週間後に再び雨漏れがする との連絡があった。
再度漏れ点検をしたが症状は確認できなかった。ただ今回、お客様からいつも 助手席側が高くなる場所に駐車しているという情報を得た。そこで車を傾けて水を 色々工夫しながらかけてみたがなかなか症状を確認することができず 一旦中止しよう と思って水かけを止めたとたん室内に雨漏れが発生した。どうもしばらく水がどこかに たまってから一度に室内に流れ込むようである。再度水をかけてが今度はなかなか もれてこないので違う方法を試みた。夜暗くなったときに外から明るいライトをあてて 室内とか、ダッシュパネル内に明かりがもれてこないかをみてみた。しかしこの方法は 失敗した。確認に長い時間を要したので困ってしまったがここで「逆転の発想」で 室内のもれがありそうな部分にノズル部分を長くしたエアーガンで空気を当て車体外 からは「泡:今回はガラスクリーナーを使用」を吹き付けてみた。もし室内からの空気 漏れがあれば外の「泡」に変化があるはずである。(フェンダーは取り外し状態) しかし空気をいろんな箇所、いろんな方向で当ててみたが外の泡には変化が見られず この方法も失敗かと思われたがそれまでは運転席の床に頭をつっこんでダッシュパネル の中からばかりエアーを当てていたのだが最後にダッシュの上からエアーを当てたところ 外に見事なシャボン玉ができた。フロントガラスの接着部分からの漏れであった。 (写真参照)フロントガラスを脱着して合わせ面の接着剤をやり直した。

*修理項目
 ガラス合わせ面の接着剤取替

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