<故障・修理実例>・・もれ【ボディ・その他】 b6001
2006年12月24日(日) マツダ MPV
- 車名;マツダ MPV
- 年式;H12
- 型式;GF-LWEW
- エンジン;FS ミッション;AT
- 型式指定;10043 類別区分;0002
- 走行;7.2万`
- その他;
*故障名
ヒーターパイプ水もれ
*入庫時状況(赤がポイント)
最近は午後の5時過ぎになるとかなり暗くなり寒さともあいまって そろそろ
工場のシャッターを閉めようか、と思っていたとき 一人のお客さんがあった。
近くに引越してこられた”Sさん”であった。車は「マツダのMPV」である。事情を
伺うと”走行途中でヒーターが効かなくなった”とのことであった。
たぶん今日中に
修理を終えることは無理だと思ったが一応点検を行ってみた。その結果「ヒーターは
全然効いていない」状態であった。それから「水温計」も全然上がっていなかった。
またエンジンルーム内の「ラジェターのリザーブタンク」に冷却水がほとんどなかった。
以上の点検結果からどこかの部分で”冷却水洩れ”を起こしており そのひとつの
症状として”ヒーターが効かなくなった”ことが推察された。お客様にそのことを
話して代車に乗っていただくことにした。(ヒーターユニットのIN側のホースは熱く
OUT側は冷たかった。)
*修理詳細
翌日さっそく”洩れ個所”の点検を行ったが 意外と早くその部分が見つかった。
このMPVはリヤヒーターが装備されているのだが そのリヤのヒーターユニットに
いっている”長いヒーターパイプ”が腐食のため穴があき 冷却水洩れを起こしていた
のである。あまり取り替えない部品だけに納品が長くかかることを覚悟していたが
意外や意外、県内に在庫があり思っていたより早く納車をすることができた。また
オーバーヒート気味になった可能性があるので”サーモスタット”も同時に交換した。
ヒーターパイプの交換はマフラーの移動、内張り脱着、配線の取り外し、と時間が
かかった。なお今回は連絡無しで入庫されたからいたしかたないが 走行途中で電話が
あった場合は 状況をよく聞いて「エンジンオーバーヒート」に至るようなことは
さけるよう注意しなければいけない、っと思った。
*修理項目
ヒーターパイプ及びサーモスタット取替。
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