<故障・修理実例>・・もれ【ブレーキ】 b4004
2011年3月20日(日) アルト
- 車名;スズキ アルト
- 年式;H 16
- 型式;LA-HA23S
- エンジン;K6A ミッション;AT
- 型式指定;10855 類別区分;0628
- 走行;2.3万`
- その他;
*故障名
ブレーキフルードもれ(プロポーショニングバルブ)
*入庫時状況(赤がポイント)
ブレーキの警告灯ランプが点いたので見て欲しい、との依頼があった。
*修理詳細
点検してみると「ブレーキフルードタンク」の液面が下がっていたために警告灯ランプが
点灯したことが分かった。そして 液面が下がる原因として”パッド&ライニングの磨耗”と
”ブレーキラインからのもれ”が考えられたが”磨耗”に関しては点検の結果、液減少の原因と
しては認められなく、もれもなかった。。たぶん ブレーキラインのどこからか液もれがしているものと思われた
が はっきりと確認できなかった。いずれにしろ”極微小”と考えられたのでブレーキフルードを
補充してしばらく乗っていただくことにした。ところがしばらくして また同じような症状で
入庫があった。かなりもれの進行速度が速くなってきたようである。(逆に言うともれ個所が
見つけやすい) 点検の結論から言うと ブレーキラインの途中に設けられている「デュアルプロポーショニング
バルブ」からもれが発生していた。前回は最近の道路環境(雨、雪等)もあり、はっきりと確認
できなかったが 今回は液もれがしっかり確認できた。しかもバルブを良く見ると2個ある内の1個の
”盲プラグ”が少し浮き上がっているのが確認できた。この”盲プラグ”は圧入されていると
思われるが どうも”カンゴウ”が弱くなってもれに至ったものと思われる。(バルブの取替えには
リヤマフラーの脱着が必要)
*修理項目
デュアルプロポーショニングバルブ取替。
*関連記事