<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・もれ【ブレーキ】 b4004

2011年3月20日(日) アルト

Pバルブ

*故障名
 ブレーキフルードもれ(プロポーショニングバルブ)

*入庫時状況(赤がポイント)
 ブレーキの警告灯ランプが点いたので見て欲しい、との依頼があった。

*修理詳細
 点検してみると「ブレーキフルードタンク」の液面が下がっていたために警告灯ランプが 点灯したことが分かった。そして 液面が下がる原因として”パッド&ライニングの磨耗”と ”ブレーキラインからのもれ”が考えられたが”磨耗”に関しては点検の結果、液減少の原因と しては認められなく、もれもなかった。。たぶん ブレーキラインのどこからか液もれがしているものと思われた が はっきりと確認できなかった。いずれにしろ”極微小”と考えられたのでブレーキフルードを 補充してしばらく乗っていただくことにした。ところがしばらくして また同じような症状で 入庫があった。かなりもれの進行速度が速くなってきたようである。(逆に言うともれ個所が 見つけやすい) 点検の結論から言うと ブレーキラインの途中に設けられている「デュアルプロポーショニング バルブ」からもれが発生していた。前回は最近の道路環境(雨、雪等)もあり、はっきりと確認 できなかったが 今回は液もれがしっかり確認できた。しかもバルブを良く見ると2個ある内の1個の ”盲プラグ”が少し浮き上がっているのが確認できた。この”盲プラグ”は圧入されていると 思われるが どうも”カンゴウ”が弱くなってもれに至ったものと思われる。(バルブの取替えには リヤマフラーの脱着が必要)

*修理項目
 デュアルプロポーショニングバルブ取替。

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