<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・ もれ【エンジン】 b1038

2018年1月21日 カルディナ

*故障名
 ラジェーター内の冷却水量が減少

*入庫時状況(赤がポイント)
 車検引受時に ラジェーターの水が減ってオーバーヒート気味になるのでついでに直して欲しい、との依頼があった。

*修理詳細
 点検してみると ラジェーターアッパータンクから冷却水もれが見られ、これが原因と分かったのでラジェーターを新品(社外品)に 取替えた。しかし 車を納車してから しばらくして また冷却水が減るとの電話があり、再度、入庫することになった。 もちろん ラジェーターは新品なので冷却水のもれは見られなかった。ただし 点検を続けると意外なことが分かった。 この車のオートマミッションフルードを見ると ピンク色が白濁していた。すなわち オートマフルードに水が混入したので ある。オートマフルードの一部は一旦、ミッションの外に出て、ラジェーターのロアータンク内を通して冷却する構造に なっている。フールードに冷却水が入る可能性があるのは このラジェーターのロアータンク内部しかないと推察された。 ロアータンクをバラシテ内部構造見ると意外にシンプルで フルードが通り、冷却されるパイプが1本取り付けてあるだけ だった。このパイプの両端に空気圧をかけて様子を見ると 時間とともに圧がさがっていくことが確認できた。現在、新たな ラジェーターとミッションの取替を行っている途中である。

*修理項目
 ラジェーター取替

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