<故障・修理実例>・・ もれ【エンジン】 b1038
2018年1月21日 カルディナ
- 車名;トヨタ カルディナ
- 年式;H 11
- 型式;E-ST215W
- エンジン;3S ミッション;AT
- 型式指定;08913 類別区分;0010
- 走行;10万`
- その他;
*故障名
ラジェーター内の冷却水量が減少
*入庫時状況(赤がポイント)
車検引受時に ラジェーターの水が減ってオーバーヒート気味になるのでついでに直して欲しい、との依頼があった。
*修理詳細
点検してみると ラジェーターアッパータンクから冷却水もれが見られ、これが原因と分かったのでラジェーターを新品(社外品)に
取替えた。しかし 車を納車してから しばらくして また冷却水が減るとの電話があり、再度、入庫することになった。
もちろん ラジェーターは新品なので冷却水のもれは見られなかった。ただし 点検を続けると意外なことが分かった。
この車のオートマミッションフルードを見ると ピンク色が白濁していた。すなわち オートマフルードに水が混入したので
ある。オートマフルードの一部は一旦、ミッションの外に出て、ラジェーターのロアータンク内を通して冷却する構造に
なっている。フールードに冷却水が入る可能性があるのは このラジェーターのロアータンク内部しかないと推察された。
ロアータンクをバラシテ内部構造見ると意外にシンプルで フルードが通り、冷却されるパイプが1本取り付けてあるだけ
だった。このパイプの両端に空気圧をかけて様子を見ると 時間とともに圧がさがっていくことが確認できた。現在、新たな
ラジェーターとミッションの取替を行っている途中である。
*修理項目
ラジェーター取替
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