<車の故障・修理>実例集

<故障・修理実例>・・もれ【エンジン】 b1002

2006年11月19日(日) パジェロイオ

オイル洩れ

*故障名
 タペット(バルブ)カバーパッキンオイルもれ

*入庫時状況(赤がポイント)
エンジンからオイル洩れがしている、とのことで入庫があった。

*修理詳細
 さっそく点検を行ったところ エンジン上部のタペットカバーパッキンから オイル洩れが見られた。この部分のオイル洩れは珍しいものではなく 極端な言い方を すればエンジンでオイル洩れが一番多い部分と言えるかもしれない。タペットカバー パッキンの材質も昔のコルクタイプのものからゴムタイプのもの、それから液状パッキン のものと また形状も色々工夫はされているみたいですが やはり熱的に厳しい部分 なので年数の経ったエンジンのほとんどは オイルのにじみか洩れがあるのが普通の ようである。オイルシールとかパッキンについては永久的な物はなく やはり”消耗品” とみるべきのようだ。(前置きが長くなったがー)さて今回の症状もいつものように パッキン交換で簡単に済むはずだったのだが この「4G93」型エンジンはちょっと 変わった構造をしていたため 思っていた以上に時間がかかったの紹介をする。 普通のエンジンは空気の吸入ポートが横にあるのだが このエンジンはエンジン ヘッドの真上、真ん中に設けられている。吸入する空気に渦流を与えるためなのか または 吸入効率を上げるためなのか詳細は調べてみないとわからないが いずれにしろ タペットカバーパッキンの交換を行うとき インテークマニホールドなどの部品を 取り外さねばならないので普通のエンジンのパッキン交換よりは 2倍ぐらいの時間を みておいた方がよいようである。(写真参照)

*修理項目
 タペット(バルブ)カバーパッキン取替。

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