<故障・修理実例>・・異音・振動 【ブレーキ】 a4008
2014年1月4日 ワゴンR
- 車名;スズキ ワゴンR
- 年式;H9
- 型式;E-CV51S
- エンジン;K6A ミッション;AT
- 型式指定;08526 類別区分;0090
- 走行;7.9万`
- その他;
*故障名
走行時、リヤからの異音
*入庫時状況(赤がポイント)
お客様に聞いてみたが 音の質がよくわからない。コトコト、ゴンゴン、それともグングン?とにかく 車を
預かって試運転をしてみた。その結果、確かに回転にともなう気になる音が感じられた。
*修理詳細
さっそく 車をリフトアップしてリヤを中心に点検を行った。ハブベアリングのガタは無い。タイヤもスムーズに
回転する。念のため、ブレーキドラムを外して点検を試みるも 特に異常な個所は見当たらない。ただし ブレーキ
ライニングの前側(リーディング)がかなり摩耗しているので 取り替えることにした。 はっきりとした異音の
原因が分からず、ちょっと気落ちした時に目に入ったのが スタッドレスタイヤのトレッド部分(タイヤの接地面)
一部分だけ、異常に摩耗していた。この異常摩耗部分を見つけたことで 異音の原因を推察することができた。 たぶん
サイドブレーキを引いた状態で駐車。→ サイドブレーキを解除で発進するも 最近の低温気象のためか、または
サイドワイヤーの戻り不良のためか、リヤ右のブレーキドラムとライニングが張り付いた状態(=タイヤ回転無し)
で走行。 タイヤの一部が摩耗 → その後、ブレーキの戻り不良は無くなり、タイヤは回転を始めたが 摩耗は
残ったので 走行時の異音発生に至ったのではー。 修理はタイヤ、サイドワイヤー、ライニングの取替で終えたが
その後、1ヶ月経っても異音は出ていないとのことであった。この時期、長時間のサイドブレーキ使用は注意を
要する。
*修理項目
タイヤ、サイドワイヤー、ライニングの取替
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