<故障・修理実例>・・異音・振動【タイヤ・足廻り】 a3013
2011年12月25日(日) パジェロミニ
- 車名;三菱 パジェロミニ
- 年式;H 15
- 型式;TA-H 58B
- エンジン;4A30 ミッション;AT
- 型式指定;11614 類別区分;015
- 走行;10.3万`
- その他;
*故障名
4WD走行、カーブ時の異音
*入庫時状況(赤がポイント)
4WDの状態で走行。カーブ時に「ガリガリ音」が出るので見て欲しい、との
依頼があった。
*修理詳細
まず、故障内容の確認を行った。「ガリガリ音」はかなり大きく、早急の修理が
必要と思われたので車を預かることにした。また その後の走行で2WD状態で走行
すると「ガリガリ音」が出なくなることが分かった。(この車は2WD時はFR)
このことより、フロントの
”ドライブシャフト”又は”ハブベアリング”関係の不良が考えられた。車両をリフト
アップして点検して見ると フロントドライブシャフトのブーツは左右、内外共に破れは無かった。
しかし ハンドルを切った状態でタイヤを手で回しみると 左のシャフトに「ゴリゴリ感」が
感じられた。よく見るとドライブシャフト外側ブーツのバンド取り付け(締め付け)部分が
ゴムが硬くなったためにピッタリ合っていないように見えた。たぶん この部分から水が
入ったのでは?と思えた。ブーツを切って取り外してみると ドライブシャフトのアウター
ジョイントにサビが発生していた。グリスも水が入った時特有の色をしており、汚濁していた。
分解するまでもなく、明らかにジョイントの破損(=異音)が考えられた。修理は
アウタージョイントのみ交換する方法もあったが 今回はドライブシャフトASSY(リビルト)
の交換をすることにした。(取替工賃によってはシャフトASSYで取替た方が安く上がることもある。)
シャフト取替後、異音はなくなった。車検などの点検時、ブーツの破れだけではなく、取り付け
部の密着具合に注意を払う必要があると思われた。
*修理項目
フロント左ドライブシャフトASSY(リビルト)取替。
*関連記事