<故障・修理実例>・・異音【タイヤ・足廻り】 a3004
2006年03月18日(土) AZワゴン
- 車名;マツダ AZワゴン
- 年式;H12
- 型式;GF-MD21S
- エンジン;K6A ミッション;
- 型式指定;09205 類別区分;729
- 走行;4.5万`
- その他;
*故障名
走行時、異音
*入庫時状況(赤がポイント)
走行時に異音がするので見て欲しいとの依頼であった。
さっそく症状の確認を行ったところ、確かに走行中に”コロコロ音”がでている。
それも後ろの方からのように感じられた。この車は4WD車なので後ろからと言う
ことになると、左右のハブベアリングか、デフが考えられるのでリフトアップして
点検を行った。左右のハブベアリングのガタは予想していたほどにはなかった。
そこでデフの可能性も出てきたのでリフトアップ状態で空走行をしてデフ内部の
音を聞くことにした。ドライバーを当てて聞いてみるとけっこう大きな音を確認
することができた。しかしそれは異常な音なのか、どうか判断することができなかった
のでデフのオイルを抜いて見ることにした。その結果、オイルの中にギヤの破片や
磨耗による銀粉は見られなかったのでデフ原因説の可能性は小さくなった。
*修理詳細
左右のハブベアリングの点検を行うため 分解してみたところ左ハブベアリングに
破損が見られた。異音の原因はハブベアリングに間違いがないようである。さっそく
部品を取り寄せ、交換して走行してみたところ異音は全く出なくなった。
今回の修理でわかったことは 異音に関してはあまり先入観をもたないようにすること、
それからベアリングにガタがなくても音が出ることもあるのでガタだけでは判断を
してはいけないことなどがわかった。
*修理項目
ハブベアリング取替。
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