<故障・修理実例>・・異音・振動【エンジン】 a1027
2012年4月1日(日) ラパン
- 車名;スズキ アルトラパン
- 年式;H 14
- 型式;UA-HE21S
- エンジン;K6A ミッション;AT
- 型式指定;11365 類別区分;0002
- 走行;8.8万`
- その他;
*故障名
エンジン始動時のキュルキュル音
*入庫時状況(赤がポイント)
エンジン始動時に”キュルキュル音”がするので見て欲しい。との依頼があった。
*修理詳細
”キュルキュル音”の発生源は予想通り、ファンベルトであった。ただし この車は前回ベルト交換をしてから1万`しか走って
いないので ベルトの伸び、摩耗だけで異音が発生したと結論づけるには短か過ぎる走行距離と思われた。これまでも この型のエンジンで
ベルトの張り調整をしても ”キュルキュル音”が再発することが多かったので 今回はクランクプーリーとオルタネータープーリーも
ベルトと同時に取り替えることにした。
プーリーを外してちょっと気になったのが 取り外したクランクプーリーのベルト当たり面。
見た目には鏡面のようにピカピカ光って
いるが ルーペで表面を拡大して見ると 欠落している凹部が多数発生していることが分かった。
(極小の虫食い状態。新品プーリーとの比較確認はしていない。)
この表面状態がベルトの摩耗、鳴きに関係しているかどうかは不明だが 入庫時にはサビが発生していた。
サビ、腐食による当たり面の欠落は この地方の冬に使われている凍結防止剤(塩化カルシウム)の
影響が大きいかも・・・。
*修理項目
ファンベルト、クランクプーリー(含むボルト)、オルタネータプーリーの取替。
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