<故障・修理実例>・・異音・振動【エンジン】 a1025
2012年3月11日(日)車名
- 車名;ダイハツ ミラ
- 年式;H 19
- 型式;DBA-L275S
- エンジン;KF ミッション;AT
- 型式指定; 15622 類別区分;0010
- 走行;8.0万`
- その他;
*故障名
室内でのエンジン振動音
*入庫時状況(赤がポイント)
車検で入庫の車。特に交差点等で停車した時(アイドリング、シフトDレンジ)、室内で「クックッ音又はグッグッ音」が聞こえるので
ついでに見て欲しい。との依頼があった。
*修理詳細
この車両は以前にエンジンから異音がするとのことで 対策品のウォーターポンプに取替えを行った車。今回もその辺りが一番怪しいと
思われたので点検を行ったが その結果、今回の異音の発生源でないことが判明。そこでエンジン廻りを再度、点検したところ 意外な
部品が異音(振動音)の原因になっていることが分かった。その部品は「パワーステポンプのホースクランプ」。
パワーステポンプに入っている低圧ホースの振動を抑えるために プラスチック製のクランプがホース途中に使用されている。このクランプは
ボディ側に取り付けてあるが 新しい時はホースの振動抑えの役目を果たしているものの 古くなって劣化するとホースの振動をボディに
伝えてしまうようである。すなわち「エンジン振動」→「パワーステのホース」→「クランプ」→「ボディ」→「室内異音」となる。
今回はこのクランプではなく、配線を束ねる時に使うケーブルタイでホースをクランプするように改良を行った。その結果、異音は無くなった。
*修理項目
ケーブルタイを利用してクランプ
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