<故障・修理実例>・・異音・振動【エンジン】 a1007
2007年07月06日(金) ラウム
- 車名;トヨタ ラウム
- 年式;H10
- 型式;E-EXZ15
- エンジン;5E ミッション;AT
- 型式指定;8935 類別区分;005
- 走行;9.8万`
- その他;
*故障名
アイドリング時の異音
*入庫時状況(赤がポイント)
車検で入庫した車だが走行距離が9.8万`になっていたので タイミングベルト
関係も交換することになった。
*修理詳細
作業を終えてエンジンをかけてみるとアイドリング時に何かにスレルような
”サーッ、サーッ音”がした。タイミングベルトの交換前には
なかった音なので 再度タイミング関係をバラして異音の原因を探すことにした。
やり直しの作業というものは気持ちの持って行きかたがなかなか難しいものだが
今回はタイミングカバーを取り外すことにより すぐ異音の原因がわかった。
タイミングカバーとオイルポンプ用のギヤが触れていたのである。タイミングカバーが
熱変形を起こしていたのが根本的な原因であった。(強度不足?)ベルト交換前は
スレスレで逃げていたのであろうが 脱着により少し位置が変わったためか、または
変形が大きくなったために今回の異音となったようである。タイミングカバーを
修正して取り付けた後は異音がなくなった。この「5Eエンジン」のタイミングベルトを
取替えるときは カバーの熱変形に注意することが必要である。
*修理項目
タイミングカバーの変形を修正
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