<故障・修理実例>・・異音【エンジン】 a1004
2006年11月12日(日) エクストレイル
- 車名;ニッサン エクストレイル
- 年式;H13
- 型式;TA-NT30
- エンジン;QR20 ミッション;AT
- 型式指定;10778 類別区分;0073
- 走行;13.0万`
- その他;
*故障名
エンジン異音
*入庫時状況(赤がポイント)
エンジン始動直後 エンジンの方から”変な音”がするので見て欲しいとの
依頼であった。走行時はあまり感じないとのことであった。
*修理詳細
車を引き取り エンジンをかけてみると確かに異音がする。”ビビリ音”の
ようでもあり ”回転音”のようでもある。さっそく エンジンアンダーカバーの
”ビビリ”から点検を行ったが異常は見られなかった。そこで次にエンジンルーム内の
点検に移ったところ エンジンファンベルトが錆で赤くなっているのに気がついた。
錆の出所はベルトの張りを調整するテンショナーが考えられた。エンジンをかけて
テンショナーを観察すると センターに少しガタによる”ブレ”が見られた。長い
ドライバーでテンショナー内部からの音を聞いてみたが 異常なしの音を聞いていない
ので原因の決定とまではいかなかった。最終的にはテンショナーを外して左手で
テンショナーを持ち、右手でプーリー部分を廻したところ あきらかに左手に振動
を感じた。もう異音の原因に間違いはないようである。ベルトとテンショナーを新品に
替えてエンジンをかけてみたところ ”異常音”はなくなっていた。このテンショナーは
ぜんまいバネを利用しており けっこうの重量感があった。(写真参照)
*修理項目
ファンベルト及びテンショナー取替。
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