異音・振動【エンジン】・・a1002
2006年08月10日(日)デュエット
- 車名 トヨタ デュエット
- 年式 H12,5
- 型式 TA-M100A
- エンジン EJ、 ミッション AT
- 型式指定; 10571 類別区分; 0003
- 走行 7.7万`
- その他
*故障名
エンジンより異音
*入庫時状況(赤がポイント)
走行時又はアイドリング時を問わず エンジンから変な音がするので見て欲しい、との
依頼であった。
さっそく入庫してもらい症状の確認を行ったところ 確かにエンジンあたりから「カタカタ音」
が出ていた。
*修理詳細
試しにエンジン空吹かしをしてみたところ エンジン回転が下がるときに「カタカタ音」が後から
ついてくるような感じがしたので たぶん動弁系の不具合に間違いがないものと確信
してタペットカバーの取り外しから始めることにした。カバーを取り外すとエンジン
異音の原因は意外と簡単にわかった。このデュエットの「EJエンジン」はカムシャフトが2本
ある「DOHC」方式なのだが 2本のカムシャフトのタイミングをギヤを介して行って
いる特徴を持っている。そのタイミングギヤはエキゾースト側のカムシャフトにナットで
取り付けてあるのだが このナットが弛んだためギヤが所定の位置からズレて異音を
発していたのである。修理はエキゾーストカムシャフトとギヤ、ナット、シール等を
交換して良好な結果を得て終了したが なぜ取り付けナットが弛んだのか、については
明確な答えは出せなかった。ナットの取り付けは逆ネジになっていて 一応弛み止めの
対策はしてあるようだが この走行距離から考えると”もう一工夫”が必要なのかも
しれない。
*修理項目
カムシャフト、タイミングギヤ、シール等交換
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