<故障・修理実例>・・電気・補機関係 i1041
2009年2月8日(日) セルボモード
- 車名;スズキ セルボモード
- 年式;H 7
- 型式;E-CN22S
- エンジン;F6A ミッション;AT
- 型式指定;06888 類別区分;0111
- 走行;12万`
- その他;
*故障名
バッテリーあがり
*入庫時状況(赤がポイント)
お客様の車ではないのだが ちょっとマレな故障例なのでー。
朝、イグニッションキーを回してもセルモーターの飛び出しがなかったので点検
してみるとバッテリーがあがっていた。
*修理詳細
取り外したバッテリーを充電して再度とりつけたとき イグニッションキーがOFFなのに
メーター内の各ランプ(シートベルト、サイドブレーキ、バッテリー、オイル)が
薄く点滅する症状が出た。また同時に助手席足元にある「キャブレターコントローラー
」から”カチカチ音”が出ていた。どうも駐車中に何らかの系統が作動してバッテリーを
消耗させたようだった。そこで運転席、助手席廻りの電気系を点検したところ、
ヒューズボックスを外すために傾けた時、コントーローラーの”カチカチ音”が止まる
ことが分かった。また同時にヒューズボックスの中から水が出てきた。原因はほぼ
このボックスであると思われた。ヒューズボックスを分解して見ると基板にサビが出ていた。水気とサビを
きれいに取り除いて元の位置にボックスを取り付けてみると 電気系の変な症状は
なくなり 以後バッテリーあがりも解消した。この車は以前に運転席ドアの
ウェザーストリップ(ゴム)部分より雨漏れがあったとのこと、その時の水がどこかの
部品を伝わってヒューズボックスに侵入して悪さをしたものと推測された。以前に
経験したプラドの故障と同じく、車室内への雨漏れは予想もつかない電気系のトラブルを
起こすので要注意である。(ヒューズボックスは運転席足元奥)
*修理項目
ヒューズボックス内のサビ、水気を除去。
*関連記事
i1040 プラド ヘッドライトが勝手に点灯